梅響アンサンブル大会結果

合宿で行われた梅響内アンサンブル大会の審査結果です。左から順に、チーム名、曲名、作曲者名、
得点（５点満点の平均）です。さらに１位～８位はその横に順位をつけておきました。
そしてその下に管理人の公表を付け足しておきました。何かあれば管理人まで。

チーム名無　　　セビリアの理髪師　　　ﾛｯｼｰﾆ　　　４．８８　　１位

木管パーリー五重奏。さすがアンコン銅賞の実力で見事一位を勝ち取った。五人が五人、皆楽し
そうに演奏している姿はアンサンブルの真骨頂であると思った。菊地（Ob）や荒畑（Cl）らの軽快
な動きは、観客を楽しませる極上のエンターテイメントだったに違いない。

梅響五重奏団　　　夕焼けこやけ～赤とんぼ　　　民謡　　　４．８２　　２位

弦楽パーリー五重奏。こちらもパーリーの意地を見せた。自分も編曲で少し関わったのでこの
結果はなかなか嬉しい。練習する時間が少ない中、よくここまで出来たと思う。哀愁漂う日本の
名歌を、しみじみと体で感じることができただろう。

チーム名無　　　ピアノ五重奏曲　　　ｼｭｰﾏﾝ　　　４．７７　　３位

大曲で、無謀な挑戦かと思われたが、工藤（Pf）を中心になんとかまとまることができた。
自分（Vn)の出来は良いとして、木村（Vn）自身「高い音が当たりまくった」というように、本番で
の勝負強さも目立った。本来Vnの佐藤匠（Vla）の奮闘も評価したい。

チーム名無　　　フィレンツェの思い出　　　ﾁｬｲｺﾌｽｷｰ　　　４．６３　　４位

本命と言われながら惜しくもこの順位だった。皆が皆熱く演奏しようとして突っ走ったのが原因
だろう。特に左右のテンポ間の違いに、真ん中の須田（Cb）はよくついて行った。跳ね弓、かけ
合いなど様々な要素が絡むこの曲を仕上げたことで、及第点はつけられると思うが。

くりぬまぱるひろ　　　ピアノ三重奏曲　　　ﾗｳﾞｪﾙ　　　４．４９　　５位

この曲は恐らく今大会で一番難しい曲だろう。今野（Vn）、栗城（Vc）共に、最大級の賛辞が
送られて然るべきであろう。自分（Pf）の出来で足を引っ張った感もあるが、一時期は「仕上が
らないならやらない方が良いのでは？」とも思われたものをよくここまで完成させたものである。
　　　

半澤ｸﾘｰﾆﾝｸﾞ・・・　　　五つの木片のための音楽　　　４．４１　　６位

パーカスアンサンブル。バチ同士を二本叩き合わせながらの演奏。本職の半澤（Perc）、阿部（Perc)
を中心に神秘的な演奏を披露してくれた。ずっと同じリズムを刻み続けるメトロノーム役であった
小山（Perc）も、一番簡単ながら重責を果たした。

ＳＰＥＥＤ違反　　　Ｇ線上のアリア　　　ﾊﾞｯﾊ　　　４．２７　　７位

本来VlaのパートをVnで弾く編成。ハ音記号をト音に直し奮闘した佐藤匠（Vn）、（当時）一年な
がらよく音を出していた梅津（Cb）という新世代を中心に、よく頑張っていたと思う。特に梅津
の成長には皆も驚かされたと思う。

まこと組　　　フルート三重奏　　　ｸﾏｰ　　　４．２６　　８位

フルート三重奏。（当時）一年生オンリーながらこの順位に食い込んだのは、大変評価すべきだと
思う。三人が三人とも違う音質を持っていて、それでいて見事に融合されている演奏は、前述の
（当時）二年中心のアンサンブルに比べても全く遜色ない。

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